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岩崎羽衣

前期振り返り(8)

4年生でYUCに入った理由

 4年生。就職活動。

都市開発・再開発を仕事にしたい、という思いのもと都市科学部を選んで入学したものの、いざ就職活動をしてみると働き口は狭き門だった。都市開発や再開発を主に行うような総合ディベロッパーは、選ばれしエリートたちが入る世界だという現実を目の当たりにした。「今回はご期待に沿えない結果となりました。今後のご活躍を弊社一同心よりお祈り申し上げます。」という通称お祈りメールも幾通も受け取り、面接で「弊社の事業と、岩崎さんのやりたいことはかなり一致しますね!」と言われても採用には至らない。社員の方の話を聞いても、元からまりづくりに興味のあった人などほんの一部。そんな就活ライフを送るうちに、日に日に増すのが

まちづくりってなんだ?

という疑問。

「地域の皆様のため」という大義名分を掲げながらも、地権者の意見は二の次。企業としては街のプロデューサーというポジションでありながら、実際プロデュースの立場に立てるのは経験と知識をもつ一部の人間。“会社だから仕方ない“と言われるかもしれないが、これでは単なるビジネス企画。そう考えたときに、自分のやりたいまちづくりというのは地域や社会の抱える課題を利益云々関係なく解決させるものだと気が付いた。それと同時に、課題を純粋な気持ちで取り上げ自由に取り扱えるのが学生の特権であるということにも気づかされた。

 学生生活最後の一年。学生という身分を活かし、まちづくりという形で地域や身の回りの問題解決を思いのままに実践できる環境に身を置きたいという思いから、4年生でYUCへの参加を決めた。


104(都市)-modelチームとして

 6月頃から、チームに分かれての活動が開始。私が所属していたのは「104(都市)model実践」で、昨年度に考案されたキャンパスデザインの実践を目的とするチームだ。6月からの約2か月間、就活絡みでミーティングの欠席が続き、チーム活動には正直コミットすることが出来ず後輩の足を引っ張る上級生になってしまった。これは前期最大の反省点なので、後期の活動によくよく活かしたいところだ。

 チームでは現在、校内にベンチを設置することによる空間創出と空間活用の話が持ちあがっているため、下半期で実現できるよう積極的に活動したいと考えている。


後期にむけて

 学生主体で実践的なプロジェクトを遂行できるほかに、YUCの魅力として、行政から民間、NPOと多岐に渡る有識者を招いてのワークショップ開催が挙げられる。これらの機会から得る学びを総合的に吸収し、学生にしかできないまちづくり、環境づくり、問題解決に取り組みたい。


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