Yokohama Univer-City代表の長洋平です。
この度、当プロジェクトのwebサイト を2021年度版に更新しました。
さらに、それに合わせて各メンバーより前期の振り返りをしていきます。振り返りの記事は本日より毎日一人ずつ発表していきますので、お楽しみしてください。
まずは、代表の長から振り返り記事を発表します。
新チーム発足
原則オンライン授業だった状況から、今年度はほとんどの学科で対面受講が可能になりました。さらに、サークルや同好会の活動再開や新歓なども盛んに行われるようになり、YUCでも新メンバーを募集しました。まず最初に企画したのは、対面によるプロジェクトの紹介です。メインストリートでサークルがビラ配りや説明会を行っているのに対して、YUCでも同様の新歓を行うことができると考えました。しかし、YUCだけが教室を使い、独自の裁量で対面新歓を計画するのは無理があったので、地域課題実習の他のプロジェクトを巻き込んで企画を行いました。地域課題実習と統括する地域実践教育研究センターではなく、YUCの主催として開催したので、関係部局との連携が大変でしたが、なんとか開催にこぎつけ、2週間の日程で述べ150人以上の学生が参加しました。
また、昨年に引き続き、YUCのYouTube配信チャンネル”104uRADIO”でのオンライン説明会や都市科学部履修相談や、zoomでのプレミーティングも開催しました。これらの新歓活動を通じて、今年度は計18人の登録メンバーで今年度のYUCはスタートしました。
新チーム発足に向けて、重要視したのは初回ミーティングです。新たにYUCに入った人や初めてキャンパスで活動する人などに向けて、「あそび心」、「自由な発想」、「広い視野」を身につけてもらうために、大々的な企画を行いました。初回ミーティングは、”YUCキックオフMTG”と銘打って、数名ゲストをお呼びしてお話を聞かせてもらいながら、ワークショップ形式で考えを深めました。流れとしてはまず、参加メンバーには事前にキャンパス内を巡って、面白そうな場所や工夫が必要な場所を見つけてもらいます。ミーティングの前半ではPJ代表とゲストからショートレクチャーを行い、後半ではゲストも交えてキャンパスの有効活用する方法について自由に話し合いをしました。限られた時間の中でしたが、参加者は終了ギリギリで様々な話で盛り上がっており、有意義な会になったのではないでしょうか。
ワークショップ
メンバー間の親睦を深めたり、発想力を鍛えたりするために、メンバー持ち回りのワークショップ企画を月一で行いました。参加者はYUC内に限定した内部の活動でしたが、5,6,7月と続けて開催することができました。5月は叶(建築3年)が主催の名刺づくりを行いました。白い名刺に絵の具や色鉛筆で彩っていく作業は、参加者で同じ空間を共有しながら行うことで、多くの発見ができたのではないでしょうか。
6月はYUCの2年女子数名が中心になって、新メンバー深掘りインタビューを開催しました。今年度からの新メンバーのうち4人をピックアップしてインタビューを行い、知られざる一面を見つける企画です。意外な趣味やバックグラウンドなど、普段の活動での会話からは見つけられなかったような個性を知ることができました。
7月は1年生の彩子(都社共)、拓実(都市基盤)、鈴(経営)の3人で、手作りボードゲームを企画してもらいました。配られたワードカードを使って「企画提案を通すためのワンフレーズ」を発表するゲームです。突飛な文章を作ってみたり、感情を込めてフレーズを発表したりなど、工夫を凝らしながら楽しむことができました。TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)という、テーブルゲームのトレンドも知ることができ、1年生ながらその企画力に感動しました。
地域マップ作成
現在、横国のキャンパスが位置している常盤台地区の町内会と連携して、地域の便利マップを作成しています。YUCとしては、地域の方々と協力して活動ができること、これをきっかけにさらなる繋がりを作れることに大変有り難く思っています。地域住民と学生にとって役立つ情報をたくさん盛り込んだ、壮大なマップが完成する予定なので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
コロナとの戦い
YUCでは今年度、さまざまな企画を計画しておりました。一昨年に行った、メインストリートに古本を売る車、”book truck”を呼ぶ企画を今年も行う計画もありました。また、校内で映画上映会を行い、それを通じて地域や学生の交流を生みだす企画もありました。しかし、コロナウイルスの影響や大学との連携不足で計画が思うように進んでいないのが現状です。多くの方々から、このような企画についての好意的な意見も頂いており、今後何らかの形でまた始動させて形にしたいと考えています。そのためには、ウィズコロナ・アフターコロナの時代に沿わせていく作業や、大学運営との交渉が不可欠です。「キャンパスをまちに開く」ために、こうした地道な活動も必要になることをYUCで実感した春学期でした。
秋学期に向けて
山あり谷ありだった春学期の活動を振り返って、秋学期の活動の方針を考えなければなりません。しかし、先の見えないコロナウイルスの感染拡大や、都市科学部棟全面改修工事による長期閉鎖など、目の前の課題は山積みなっています。これらの課題を前に、YUCは「大学運営システムに対して、いかにキャンパス活用の意見を取り入れる機能をつけられるか」を本格的に考えなければならないのでしょうか。ここまでの活動を通じて、キャンパス利用の権利を持つ大学の諸機関に対して、その有用性や効果を説明してきました。しかし、真の意味で「大学をまちに開く」とは、大学運営と学生、さら周辺で生活する地域住民が一体になって、あるべきキャンパスの空間づくりを議論する場を作ることにあると考えています。そのためには、多くの人々や団体と関わりと持ちながら、大学運営との交渉とYUCの積極的な活動を繰り返していかなければなりません。何らかの活動に一辺倒だった春学期に対して、秋学期はさまざま人々との話し合いを深めていきたいと考えています。
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